我が家の天使miloは、この度ケージのおうちを卒業いたしました。(拍手)
生後4ヶ月ですので、まだケージ内で生活させたほうがいいのでは?
という声が聞こえてきそうです。
私も同意見を持っていました。まだまだパピーのmiloさん、目に入るもの全てに興奮して、とりあえずカミカミもぐもぐ。
ひとりでお留守番させるには不安ですよね。
それでも今回ケージ撤去に踏み切ったのには理由があります。
ケージの役割
そもそもケージでの飼育が良いとされる理由は以下の通りだとされています。
- 迎えたばかりの仔犬はセンシティブでストレスが溜まりやすいので、自分のテリトリーとなるスペースが必要
- 仔犬に限らず、安心して眠れる「自分だけの場所」は犬にとって快適かつ安心できる(逃げ込めるスペース)
- 飼い主が外出している際にいたずらを防ぐことができる(いたずらを頻繁に許すと繰り返し行ってしまうため、仔犬の時に「いたずらをさせない」ことが大切になる)
- 誤飲・誤食を防ぐことができる(好奇心の多い仔犬は、床に落ちているもの・配線・壁紙等、目につくものは噛んで食べてしまう子が多い)

誤飲・誤食は命に関わることが少なくありません。私自身、外に働きに出る身であればケージ撤去はまず考えなかった選択だとも思うのです。私のような在宅勤務者は仔犬をひとり残して長時間外出することはまずないので、普段から実家の私の部屋(6畳ほど)の中でフリーにさせています。
フリーにさせた当初は、ヒーターのコードを噛もうとしたり、ラタン素材のバスケット(かご)を噛んで遊んだりと、いたずらばかりするので目が離せませんでした。
ですが言い換えれば、自由にさせている間に我が子がいたずらしたいと思う対象や、行動範囲を観察することができましたので、モノを置く高さを調節したり、コードに防止策を施したりと工夫することで、確実にいたずらを減らすことができました。
仔犬がいったいどんなものに興味を持つのか、観察してみないとわからないもので、とても勉強になりましたね。

好奇心旺盛の仔犬だからこそ、好きなように遊ばせたいところです。あくまでも1日の大半を仔犬と過ごし、行動に目が行き届く私のような場合だと、ケージ卒業を早めても問題はなさそうです。むしろmiloの場合は、同じ空間にいるのにケージ内に長時間入らせていると要求鳴きが悪化する傾向が見られました。
ケージ撤去とは言っても、「彼女だけのスペース」も簡易的に用意しましたよ。
カラーボックスの下段にペット用毛布を敷いて、ちょっとした休憩スペースの出来上がりです。(この後、毛布の下にふわふわクッションも追加しました)私がお仕事をしているときは、膝の上かこちらでぐっすり眠っていることが多いです。
ケージ撤去後は、トイレの失敗もちらほらありますが、ストレスなく過ごせているのが分かるくらい元気で、愛嬌たっぷりに、順調に育っています。狭い住居内だからこそ、早いタイミングで撤去に踏み切れたのではないかと思います。極論、やはり最後は飼い主のタイミングですからね。

おすすめのハウス
ケージ
私は、miloのオウチとしてこちらのケージ(Cage)を用意しました。ケージとは、天井と床があり、四方を柵で囲まれたものです。
私が選んだケージは、床部分が簡単に引き出せて、お手入れが簡単に行える優れもの。また、ドアも両側スライドドアですのでペットシーツ・お水の取り替えも楽々できちゃいます。
ただ一点、Sサイズはやはり少し小さかったかな・・・と思います。ベッドのすぐ隣がトイレなので、ケージ内でのトイレトレーニングはすぐに完了しましたが、フリーにした際にケージまで戻ってトイレができるようになるまではかなり時間がかかりました。
せっかく狭いケージから出たのに、トイレをするためにケージに戻ったら「そのまま中に戻されてしまう!」と予感するのか、最初は意地でも戻りませんでしたね(笑)かなり苦戦しました。

サークル
反対にサークル(Circle)と呼ばれる、天井がなく柵に囲まれた円形タイプのものは、よりスペースが確保できて閉鎖感も少ないように思います。
(床付きでケージに似たタイプもありますが、ここでは円形タイプをサークルと指すこととします)
お部屋のスペースに余裕がある方は、断然サークルがおすすめです。トイレトレーニングをしやすいことに加えて、フリーへの切り替えもスムーズに行えそうな気がしますね。
あくまで私個人の意見ですが、参考にしていただければ嬉しいです。