CAという仕事

飛行機

Cabin Crew もしくは Flight Attendant とも呼ばれる客室業務員。
CAは女子学生の憧れの職種として長年常に上位ランクインするほどの人気職種だと思います。

私も学生時代に英語を一生懸命勉強し、約1年間ワーキングホリデーで海外生活を経験していたこともあって、就活の際に航空会社を志望先のひとつに考えるのはごく自然な流れと言えました。

「絶対にこの職種がいい」と強い希望を持ってはいなかったものの、選考が進んでいくと次第にCAになりたいという思いが強くなっていったのを覚えています。


CAの役割

ざっくり言うと、客室乗務員は乗客に機内で快適に過ごしてもらえるよう必要なサービスを提供するサービス要員、そして緊急時には人命を守る保安要員としての役割があります。

元CAからすると少し意地悪な表現に感じてしまいますが、客室乗務員は「空の上のお手伝いさん」と称されることがあります。

確かに緊急事態が発生することがない限り、特段珍しい働きを乗客が目にすることはありません。しかし保安要員としての客室乗務員の役割は何も緊急時だけに必要とされているわけではありません。

みなさんが乗客として搭乗される前に、乗務員は機内の頭上物入れや座席下、トイレなど隅々まで危険物が無いかのチェックを行っています。さらには機内アナウンスや機内安全ビデオが正常に流れるかを確認し、乗客搭乗後には機体のドアを閉めてロックをかけています。飛行中も体調の悪くなった乗客の対応などを行います。これらは全て乗客のみなさんに安全に空の旅をお楽しみいただくための大切な保安業務です。

そしてサービス要員としての客室乗務員の役割は、機内食やドリンクサービスのほか、機内販売や機内通訳などがあります。またその他にも要望に合わせて柔軟に対応していくことになります。つまり「お手伝いさん」と言われる要因はここにありますね。

それでもCAになりますか?

素敵な制服に身を包んで、キャリーケースを引き、颯爽と空港を歩くCAの姿。私もその姿に憧れを抱いたひとりです。でも本当にCAになりたいですか?

毎日のように飛行機に乗って国から国へ、国内線のある航空会社なら1日に数便のフライトをこなす、体力勝負の職業なので、体調管理能力が必要不可欠となります。時差ぼけと付き合う日常は想像以上にストレスフルです。

また、気圧の変化が激しい職場というのはそれなりに健康面においてリスクを伴うものと覚悟しておいた方が良いかもしれません。詳しくはまた別のブログでお話ししますね。

もちろん飛行機にたくさん乗るからといって健康被害のリスクが高まるのかと聞かれれば、必ずしもそうであるとは言えません。現に何十年も勤務して至って健康といった客室乗務員多くもいらっしゃるはずです。ですので、個人差はあるものの、もしものリスクに備えて日頃から健康面を気遣える生活を送るのが理想ですね。

さらに客室乗務員はシフト勤務になります。いわゆる会社員のような土日祝日休みは無く、有給休暇の取得も航空会社によっては取得時期に制限があり、思うように調整はできません。大切な友人の結婚式に出席が叶わないこと、誰かと休みを合わせるのが至難であることもまた覚悟しなければなりませんね。(フライトの交換ができる比較的自由度の高い航空会社もあります)

最後に、客室乗務員の世界はまだまだ女性社会。女性が多い職場環境は、みなさまご想像の通りです。
勤務期間は短くとも想像以上に嫌な経験も正直ありました。これに関しては個人の問題もあります。しかしながら、同時に優しくて尊敬できる先輩もたくさんいらっしゃいました。

どんな会社でも人間関係で悩むことはあると思いますが、客室乗務員の世界は女性社会なだけに女性特有の問題が生まれやすく、そんな経験をする機会が増えてしまうのかもしれませんね。(かなりオブラートに書きました笑)

もちろんその価値あります

それでも憧れた「クルーライフ」、その道に進む価値はあります。断言できます。

私の場合は外資系の航空会社でしたので、訓練も日頃の勤務ももちろん全て外国語での会話になります。トレーニングは泣かなかった日を数える方が早いくらい、メンタル的に鍛えられました。日本とは違う環境・文化に身を置いて、海外で生活する。そう滅多に経験できることではありませんよね。

トレーニングを終え、晴れて客室乗務員として勤務するようになってからは、お客様からのお褒めの言葉ひとつひとつに涙が浮かぶくらい感動していました。辛いトレーニングを乗り越えたからこそ経験できることが誇らしくて、「客室乗務員になってよかった」と思いました。

サービス業の中でも特別憧れの対象になっている「客室乗務員」
もちろんどの職業にもデメリットがありますし、CAも例外ではありません。ですがこのコロナがなければ上記のデメリットを考慮しても、私はこの先も決めた年数働き続けたいと思っていました。

何よりCAはCAとして働いていることに一種ステータスを感じる部分が少なからずあると思います。この表現が適切かはわかりませんが、事実そのプライドが相乗効果をもたらして自分磨きに力を入れる方が多かったり、ひとりの時間や趣味を楽しめる方多かったりと、他人から見ても充実した生活を送っているように見られがちですし、そんな自分たちに満足しているものです。(あくまでも私の意見です)

人と関わり、旅をして、自分と向き合えるそんなクルーライフ、これからも目指す人がたくさんいて欲しいと感じますし、人員が必要とされるようにコロナが一刻も早く終息して欲しいと心から願います。

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